~どうぞのいす~

今回は〚おすすめ絵本★ご紹介〛

 

「どうぞ」のリレーが思いやりを育む絵本。
読みきかせや舞台でも大人気の一冊をご紹介。

 

〚どうぞのいす〛ご紹介

『どうぞのいす』

香山 美子 (著)
柿本 幸造 (イラスト)
出版社:ひさかたチャイルド


初版発行は1981年のロングセラー絵本です。

約37年もの間、多くの人々に読まれ、愛されてきたこの絵本。
やはり愛される理由がありました。

それではご紹介します。

 

うさぎさんが ちいさな いすを つくりました。

 

うさぎさんが つくった しるしに いすに

みじかい しっぽを つけました。

 

これが表紙に出ている
うさぎさんが作ったどうぞのいすです。

 

「さて、この いす、 どこへ おこうかな。」

 

ちょっと かんがえると たちまち

いい かんがえが うかびました。

 

うさぎさんは たてふだを ひとつ つくりました。

 

大きな木の下に作ったイスを置き、
その隣に「どうぞ の いす」
と書いた立て札を立て、
うさぎさんは帰って行きました。

 

そこへ次々に動物たちがやってきます。
はじめにやってきたのはろばさんでした。

 

ろばさんは”どうぞのいす”を見ると

 

「おや、なんて しんせつな いす だろう。」

 

と言い、座るのではなく、
背中に背負っていた
どんぐりがいっぱい入った籠を
どうぞのいすの上に置きました。

 

そして、疲れていたので
大きな木に寄りかかって
お昼寝をはじめてしまいました。

 

そこへ くまさんが やってきました。

 

イスを見ると籠いっぱいのどんぐり!
その横には「どうぞ の いす」
と書かれた立て札があります。

 

「これは、ごちそうさま。
どうぞならば えんりょなく いただきましょう。」

 

と、くまさんは、籠の中のどんぐりを
みんな食べてしまいました。

 

「でも からっぽに してしまっては
あとの ひとに おきのどく。」

 

そう言って、くまさんは、
ろばさんが持ってきたどんぐりが入っていた籠に
はちみつが入った瓶を入れて帰って行きました。

 

そんなことは しらない ろばさんは
くう くう おひるね。

 

ろばさんがお昼寝をしている間に、
次々にイスの上の「どうぞ」が姿を変えていきます…!

さあ、ろばさんが目を覚ました時に
どうそのいすの上にあるものは何でしょう?

続きは絵本でお楽しみください。

『どうぞのいす』の感想

うさぎさんの思いつきではじまった「どうぞ」の連鎖。

表紙とタイトルからすると、
色んな動物がイスに座っていくお話かな?
と思う方もいらっしゃるでしょう。

それが、ろばさんのイスの使い方で
こんなお話になるだなんて…。

作中のイラストも可愛らしいのすが、
文章も読み手の気持ちが優しくなれるような
柔らかく、可愛らしい表現で書かれています。

まさに「思いやり」が学べる絵本だと思います。

子どもだけでなく、大人にも読んでほしい一冊です。
やっぱり絵本っていいなと思える一冊です。

 

わたしが気になったのは、
一番に「どうぞ」をはじめたうさぎさんには
何も返ってきていないのでは?というところ。

うさぎさんは、誰かに自分の作ったイスを
使ってもらえるだけで幸せなのかもしれませんね。

「どうぞ」と
誰かに優しくしたくなる素敵な絵本ですね。

ぜひ読んでみてください。


 続編絵本 紹介

 

『どうぞのいす』の続きがあるようです!

『ぴょんぴょんぱんのかばんです』
『ごろりんごろんころろろろ』

1982年発行と1984年発行の続編もぜひ読んでみたいです。

 

なまえ:はるかぜ11歳女の子*4歳男の子の母
母になってから、こどもに学ぶ人生。
大変な事もあるけれど、毎日が宝物♪
子育ても、自分も大切に…栄養を。
★素敵な本が見つかりますように★

コメントする