~ちいさなあなたへ~

今回は〚おすすめ絵本★ご紹介〛

親でいることの喜び、不安、苦しみ、寂しさ――
母であることのすべてがつまった絵本。

米国中の母親を号泣させた話題のベストセラーをご紹介。

 

〚ちいさなあなたへ〛ご紹介

『ちいさなあなたへ』

アリスン・マギー (著)
ピーター・レイノルズ (イラスト)
なかがわ ちひろ (翻訳)
出版社:主婦の友社


英語絵本『Someday』は2007年発行。アメリカ合衆国のメトロポリタン州立大学で創作を教えている著者のアリスン・マギーさんと絵本作家のピーター・レイルズさんのイラストにより生み出され、世界各国で愛されています。
日本では創作絵本・海外絵本の翻訳、児童書を手掛けるなど、さまざまな分野で活躍されているなかがわちひろさんにより翻訳され、2008年に発行されました。

英語版の『Someday』と日本語版の『ちいさなあなたへ』を同時購入される方も多いようです。

母親や、これから母になろうとしている女性、巣立とうとしている子どもたち……
それぞれがそれぞれの読み方ができ、それぞれの感動を味わえます。

それではご紹介します。

 

”すべてのおかあさんと その子どもたちに”

 

あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、
その いっぽん いっぽんに キスを した。

 

柔らかいイラストで描かれているのは
病室で赤ちゃんを抱き、愛おしそうに
赤ちゃんの小さな指にキスをしている母親。

 

このはじまりから
子どもとお母さんの歩みが綴られていきます。

 

 

はじめて ゆきが ふった ひ、
そらへ むけて だきあげた
あなたの まあるい ほっぺのうえで、
ゆきが とけていった。

 

白い町並みの中で
赤ちゃんを高々と上げる母親と
気持ちよさそうに雪を感じている赤ちゃん。

 

 

みちを わたるとき、
あなたは いつも
わたしの てに しがみついてきた。

 

道路を横切るふたり。
成長した子どもが少し不安げな顔をしながら、
母親の手に両手でしっかりしがみついて、
でもまっすぐ前を見つめている。
その様子を見守るような母親の表情。

 

 

いつのまにやら あなたは おおきくなって、
わたしの あかちゃんは、
わたしの こどもに なった。

 

左のページには
自転車の練習している子どもと母親。
それを見守る愛犬。

 

右のページには
体も大きくなり、髪も伸び、
しっかりした様子でひとりで自転車に乗り、
どこかへ出かけている子どもと
その横を一緒に走る愛犬。

 

 

すやすやと ゆめを みている あなたを みながら、
わたしも ときどき ゆめを みる‥‥‥

 

ここから、子どもがこの先、ひとりで色んな体験をすることに
母親が言葉を綴っていきます…

続きは絵本でお楽しみください。


『ちいさなあなたへ』の感想

この絵本を紹介してくれたのは、
子育てをはじめて1年ほどの友人です。

その子の旦那さんが”泣ける絵本”と聞き、
購入してきたそうです。素敵です!

その子は毎回最後の文で泣いてしまうそうです。

わたしもこの絵本を初めて読み、深く感動しました。
紹介してくれたことに感謝しています。

 

『ちいさなあなたへ』
シンプルな言葉の数々に心を動かされます。

なんて綺麗な表現なのかと心打たれます。
その言葉とイラストが絶妙なんです。

 

母親ならば 必ず経験する
子どもを愛するが故の心模様がせつせつと伝わってきます。

ひとつの生命との出会いの瞬間から
その子が様々な初めてを経験し巣立つまで、
その過程を見守り、応援し続けることは
母親としての役目になるでしょう。

子どもはたくさんの初めてを経験します。
不安やドキドキの中でたくさんの勇気がいることでしょう。

だけど、一人前になるためにいろんな経験をして
少しずつ自立し、親元を巣立っていくでしょう。

そんな我が子の姿を、
楽しいときも、苦しいときも、辛いときも、幸せなときも
親として見守る中で、その時々に起こる様々な心情が
一本の映画のようにこの本に凝縮されています。

 

今ふたりの子どもの母親であるわたしも、
かつては自分が子どもであった時に
自分の親に見守ってもらっていたのだと感じ、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

母親になった今は、この本の内容と同じ様に、
自分の子どもたちを応援しながらも不安を感じ、
辛い、悔しい思いをして苦しみを味わい、
ふと、少し成長した子どもに対して
寂しさを感じることもあります。

でも、まだまだ途中です。
子どもたちはこれからもっと色んな経験をして、
乗り越え、日々成長し、いつか巣立って行くのでしょう。

この先、子どもが大人になり、
今の自分と同じくらいに成長した時、
お互いがどの様に過ごしているかなんて
まだ全く想像もつかないくらい毎日に一生懸命ですが、
どんな時もこの絵本の様に見守り続けるでしょう。

この絵本を読んで、
子どもたちと過ごす日々をこれまで以上に
もっとかけがえのない瞬間として
心に刻んでいきたいと強く思いました。

 

子どもたちに読み聞かせをしてみたところ、
小学6年生の娘は”自立”を意識するお年頃なので
この絵本に出てくる女の子に
自分の姿を置き換えて聞いていたようです。

しばらく黙り込んでいました。

4歳の息子はまだ内容を理解できてはいませんが
「いい絵本だね!」とはにかんでいました。

まだ子どもたちにはわからないかもしれませんが
大人になっても一緒にこの絵本を楽しみたいと思いました。

娘の12歳のお誕生日に
この本をプレゼントしたいと思います。

 

『ちいさなあなたへ』

母親としての想いを凝縮した
とても素晴らしい絵本だと思います。

読めば読むほどに心に染みてきます。

 

やはり、子どもは母親にとって
いつも、いつまでもすごく愛おしい存在ですね。

 

ぜひ読んでみてください。

なまえ:はるかぜ12歳女の子*4歳男の子の母
母になってから、こどもに学ぶ人生。
大変な事もあるけれど、毎日が宝物♪
子育ても、自分も大切に…栄養を。
★素敵な本が見つかりますように★

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