【第5回】「つなぐ人」未来屋書店岡山店~櫻井恭子店長インタビュー記

【第5回】面白い本屋さんは自発的に動ける書店員が作る!

 

未来屋岡山の櫻井恭子店長は、もともとパートをしていた経験がある。

つまり、店長としての立場だけでなく、店長のもとで働くスタッフの気持ちがわかるのだ。

スタッフならではの悩みや、「もっとこうできたらいいのに」という思いは、

櫻井店長はいやというほど経験している。

だからこそ、現在、未来屋岡山の各コーナー作りはスタッフに任せているという。

スタッフが売りたい本を決め、販売戦略を立て、実行する。

櫻井店長は、そのスタッフの方針を聞いて、「うん、いいよ」と答える。

販売戦略はハマることがあれば失敗することもあるだろう。

櫻井店長は、スタッフが失敗しても自分が責任を取ると覚悟している。

ただし、仕事をスタッフに放りっぱなしというわけではなく、スタッフが相談を持ちかければアドバイスもする。

本屋さんだけの話に限ったことではないが、

店を成長させるためには、自分で考えて動けるスタッフを育てていくことが大切だ。

そして、上司にはスタッフが自由に動けるような環境づくりが求められる。

櫻井店長は、スタッフが自由にチャレンジすることを許すキャパシティを持つことが、

上司の務めだと考えている。

スタッフは、チャレンジできる環境を与えられたならば、やりたいことをやってみたらいい。

失敗したら失敗から学べばいい。

そして、少しずつでも成功体験を積み重ねていくことによって、より輝く書店員に成長する。

未来屋岡山が、なぜここまで斬新で独特なのか、その理由がここにあると思われる。

櫻井店長がスタッフへの信頼と感謝の心を忘れず、

スタッフの個性をのびのびと発揮させているからこそ、面白い本屋さんになっているのだ。

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【インタビュー後記】

最後に、個人的に未来屋岡山の大好きな特徴をご紹介しよう。

まず、読書スペースがあること。

立ち読みどころか、座って新しい本を読めるなんて奇跡。

もちろん、買わないなら汚さないように読まないとね! たぶん買っちゃうけどね!

次に、なんとなく本棚を見ていたら、珍しい本にぶち当たることがある。

各コーナーを担当するスタッフの好みが出るのだろう。

単調な日常生活に飽き飽きしている人には、ぜひ、未来屋岡山の本棚をぐるりと見てまわってもらいたい。

「なんだこの本?」

という本がときどき出現するので楽しいぞ。

一目ぼれしたコーナーは、大人の塗り絵コーナーだ。記事内の画像にも個人的な好みで使っている。

そして、やはり雑貨コーナーが面白い!個性的な絵はがきがほしい方は未来屋岡山へレッツゴー!

みらいやのもりで童心に帰って、ほんわか癒されるのもおすすめ。

「しばらく本屋さんに行ってないなあ」というそこのあなた、

イオンモール岡山でショッピングのついでに、

未来屋岡山に行ってみると思わぬ出会いが待っているかもしれないよo(>▽<)o

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夏也園子/1986年7月31日生まれ。
小説マンガゲーム好きで基本雑食。
最近はなにも読めていない・できておらず(涙)
2014年『フェチクラス』(双葉社)でデビュー、
ほかに『リアルアンケート(上・下)』(KKベス トセラーズ)がある。
最近はホラーだけでなく別ジャンルにもチャレンジ中&新たに本を出版すべく奮闘中。
☆2017年『大原美術館とあなたが紡ぐ物語~小川洋子がいざなう朗読会Ⅲ』にて入賞しました。
http://www.ohk.co.jp/ohara/