無意識の心地良さを求めて「総商さとう ウィー東城店」インタビュー記【第2回】

【第2回】
 
 
今のセブンイレブンは謎だらけ!
佐藤さんは興味津々 
 

 

「今のセブンイレブンの変化が、不思議で仕方がないんですよ」

総商さとうの代表取締役社長である佐藤友則さんは語る。

 

コンビニエンスストアといえばセブンイレブン(略してセブン)だというファンは多いだろう。

セブンイレブンがただいまリニューアル中だということに気づいている方も多いのではないだろうか。
私の住む地域でも、ドアが店の中央にあり、数々の生活雑貨をそろえた新型セブンイレブンが出現している。

これまでは白いツブツブの入ったカップにコーヒーを注いで作成されていたアイスカフェラテが、スチームドミルクを使ったアイスカフェラテに変貌しているのにも驚いた。

 

佐藤さんが驚いたのは、店内のレイアウトである。

これまでは、非常に見回りやすく、目的の商品を見つけやすかった。
その上、どの商品にもスポットライトがあたる、素晴らしい店内レイアウトだったと感じていたそうだ。
ところが、今の新型セブンイレブンは、順路が複雑になり、わかりにくくなった。
大型店舗での変化はそこまでわかりにくいとは感じないかもしれないが、小型店舗になるほど、レイアウトがめちゃくちゃになっていると感じるらしい。

 

これまでのセブンイレブンの店内レイアウトが非常に洗練されていた分、今回の変化はいったい何故発生したのか、変化の目的は何なのか、佐藤さんは考えた。

これまで多くのセブンイレブンファンが慣れ親しんできたレイアウトを壊し、新しいレイアウトに慣れていただくというストレスを与えてまで変化させた理由は何か。

佐藤さんは、いくつか結論を出した。
そのひとつは、セブンイレブンは小型スーパーを目指そうとしているのではないかということだ。

コンビニエンスから離れては、もはやコンビニエンスストアではない。

お客様がわかりにくいと感じたり、ストレスを感じたりするということは、コンビニエンス(便利さ)から離れているということだ。

セブンイレブンの変化は、コンビニエンスストアの本質から離れているのではないか。

 

佐藤さんは、お店を経営していくうえで、物事の本質から離れてはならないという。

物事の本質を大切にしてこそ、その物事を長く続けていくことができるのではないかと考えている。

今のセブンイレブンの変化が吉と出るか、凶と出るか。

佐藤さんは、セブンイレブンの変化の謎について、すでに自分なりに噛み砕いて消化しているようだが、ただ趣味でセブンイレブン観察をしているだけではないようだ。

佐藤さんは、もともとのセブンイレブンは、とにかく「わかりやすかった」と言う。
説明なしでお店に馴染むことができるのだ。この「わかりやすさ」とは、理屈ではない。

佐藤さんは今、理屈じゃない「わかりやすさ」、つまりは「無意識の心地良さ」とは何かを追求している。

これは、佐藤さんがいつも「お客様の目線でいる」ことを無意識に行っているからこそ生まれる探究心ではないだろうか。

そして、これこそ小売業を営む上で大切な「本質」ではないか。

 

次回は、佐藤さんのお人柄についても、より深く探っていきたいと思う。

 

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【第3回】佐藤さんが各所から必要とされる理由とは
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夏也園子/1986年7月31日生まれ。
小説マンガゲーム好きで基本雑食。
最近はなにも読めていない・できておらず(涙)
2014年『フェチクラス』(双葉社)でデビュー、
ほかに『リアルアンケート(上・下)』(KKベス トセラーズ)がある。
最近はホラーだけでなく別ジャンルにもチャレンジ中&新たに本を出版すべく奮闘中。
☆2017年『大原美術館とあなたが紡ぐ物語~小川洋子がいざなう朗読会Ⅲ』にて入賞しました。
http://www.ohk.co.jp/ohara/

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