無意識の心地良さを求めて「総商さとう ウィー東城店」インタビュー記【第3回】

【第3回】
 
 
佐藤さんが各所から
必要とされる理由とは

 

佐藤さんは、なにも本屋業界だけで注目されているわけではない。

なんと、福祉の現場から講演会を依頼されたこともあるそうだ。

佐藤さんは福祉の仕事の経験はない。
「何故、僕の話が必要なんだ?」
佐藤さんに講演会を依頼した方は、以下のように答えたそうだ。

「問題解決のプロセスと結論が素晴らしいからです」

福祉の現場で活躍するケアマネージャーは、ケアマネージャーであるからこそしてはならないことがある。

 

たとえば、電球交換をしてはいけないそうだ。

介護の受け手から電球交換を頼まれても、電球ひとつ変えてあげることができない。

佐藤さんは、このケアマネージャーの話を聞いて、「(電球交換にしても何にしても)解決できないことがストレスなんですね」と答えたそうだ。

だったら、解決できる仕組みや組織を作ればいいじゃないか。
佐藤さんは、介護の受け手から依頼されたことをケアマネージャーが別の機関に依頼して行ってもらう仕組みを、ホワイトボードを使って説明した。
すると、ケアマネージャーはストンと納得されたそうだ。

 

佐藤さんは、人よりも観察眼が優れていると自負している。

それは、驕りでもなんでもなく、人よりも一歩先を見るトレーニングを長年積み重ねてきた結果だ。

まずは意識的に、少し先のことを考えて行動するように心がける。

これをずっと続けていると、無意識に一歩先のことを考えるようになる。

一歩先のことを考えられるということは、先手を打てるということでもあり、利益を得るための行動をとったり不利益を避けるための行動をとったりすることが可能だ。
これもまた、小売業を営んでいく上で大切なことであり、小売業の「本質」といっても良いのではないか。

 

佐藤さんは、今、お店の本質を大切にして過ごしている。

それは、お客様を大切にすることであり、スタッフを大切にすることであり、自分のやりたいことを大切にすることでもあるだろう。

本質はひとつではない。

けれども、佐藤さんという大きな存在のなかに、無意識のうちに「本質」が根付いているのだ。
佐藤さんの無意識の本質は、過去から蓄積されてきたものであり、この先の未来にも続いていくものなのだろう。

佐藤さんの仕事や人に対する姿勢や、考え方、行動こそ、本屋業界を超えて多くの方々から必要とされる理由ではないだろうか。

 

 

 

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夏也園子/1986年7月31日生まれ。
小説マンガゲーム好きで基本雑食。
最近はなにも読めていない・できておらず(涙)
2014年『フェチクラス』(双葉社)でデビュー、
ほかに『リアルアンケート(上・下)』(KKベス トセラーズ)がある。
最近はホラーだけでなく別ジャンルにもチャレンジ中&新たに本を出版すべく奮闘中。
☆2017年『大原美術館とあなたが紡ぐ物語~小川洋子がいざなう朗読会Ⅲ』にて入賞しました。
http://www.ohk.co.jp/ohara/

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