無意識の心地良さを求めて「総商さとう ウィー東城店」インタビュー記【第4回】

【第4回】
 
 
無意識に心地よい場所  
 

総商さとうの代表取締役である佐藤友則さんは、ご自分で「自己肯定感が強い」という。

佐藤さんは、ある方に、
「ご自分を100肯定できるなら、他の方の90を肯定できるのですね。とても素晴らしいことです」と言われたことがあるらしい。

自分を認められるということは、他者も認められるということなのだろう。

佐藤さんは、この言葉を言われたとき、非常に感銘を受けたそうだ。

 

第1回でも書いたが、ウィー東城店のスタッフさんたちの笑顔はとても印象的だった。

皆さん柔らかく、ほっこりした笑顔を向けてくれた。

インタビュー後、店内写真を撮影させていただいているとき、地域の高校生と佐藤さんが楽しげに会話をしている様子を目撃した。

男子高校生をあだ名で呼び、高校生もまた親しげに佐藤さんに話しかけていた。
いっしょになってファミコンをしていると、小さな女の子が、自分もゲームをやりたそうにして見上げていた。
すると、男子高校生のひとりが、「これ、やる?」と優しく女の子に話しかけていた。

 

ウィー東城店は、地域住民の優しさが詰まっているお店だと感じた。

小さな子ども、学生からお年寄りまで、みんなが気楽に集まることができる。

スタッフの方々も、自由に仕事をさせてもらっているという。
自分がやりたいことを、自分のやりたいように形にすることができるお店。
佐藤さんは、お客様やスタッフというよりも、人を大切にする方なのだ。
そして、それが自然にできる方なのである。
だから、多くの方に必要とされる。

 

総商さとうは日々変化し続けている。

ネイルにコインランドリーに……、次はいったい何が始まるのか。

佐藤さんの挑戦は尽きない。しかし、佐藤さんはこれからも、総商さとうもとい佐藤さんにとっての「本質」を見失うことなく、多くの方々の力になっていくことだろう。

 


 

【インタビュー後記】

総商さとうの佐藤友則さんといったら、愉快で菩薩のような方だ。
ところが、「本当は腹黒いんだよフフフ」と笑う。
お茶目で、気さくで、魅力的な方である。
お客さんの名前や好きなもの、いつも買うものなどもよく覚えている。
車を見れば、「あっ、あのお客さんだ」と気づくそうだ。
人の感情の機微にも敏感で、集団のなかに入れば全体を見渡す目をお持ちの方である。
お話ししていて、不思議と元気をもらえるのも素晴らしい点だと思う。

 

スタッフさんたちも個性的で、それぞれ好きなことを楽しく行っている。
東京のカリスマ書店員から直々に教えてもらっているという、ポップ作りの天才や、シナリオライター志望のスタッフさんがいる。

 

今回、ウィー東城店まで行くのに車を使ったのだが、高速道路の途中で工事が行われており、少々足止めを食らった。
無我夢中で運転してなんとか辿り着いたといった感じで完全に疲弊していたが、ウィー東城店のなかに入るや否や、癒しの空気が流れていて、すぐに穏やかな気持ちになった。
そして、このお店のなかにいればいるほど、帰りたくなくなってくるのである。

 

お店の周囲には田んぼが広がり、夕焼け空の下には山の陰がある。
日々の喧騒を離れてウィー東城店に行くというのも、面白いのではないか。
地域住民の憩いの場としてだけでなく、多くの方が癒される場としても、いろんな方との交流の場としても、ウィー東城店は必要とされ続けるだろうと感じた。
帰りはまったり運転していったが、なんだか寂しかった。

最後に、写真撮影に気さくに協力してくださったスタッフの皆様、高校生の皆さん、ありがとうございました!
良い思い出になりました。
また遊びに行かせてくださいね。

↑個人的には一番衝撃的だったソックス。

 

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【第4回】無意識に心地よい場所


 

夏也園子/1986年7月31日生まれ。
小説マンガゲーム好きで基本雑食。
最近はなにも読めていない・できておらず(涙)
2014年『フェチクラス』(双葉社)でデビュー、
ほかに『リアルアンケート(上・下)』(KKベス トセラーズ)がある。
最近はホラーだけでなく別ジャンルにもチャレンジ中&新たに本を出版すべく奮闘中。
☆2017年『大原美術館とあなたが紡ぐ物語~小川洋子がいざなう朗読会Ⅲ』にて入賞しました。
http://www.ohk.co.jp/ohara/

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